2011年7月22日金曜日

平木先生のお考え

これは、”ゆれび”×風鈴 の話を平木先生に相談し、実際に作成実験することになった時に、平木先生とお話した内容なのですが、、、。
実は私の”ゆれび”×風鈴 は単純すぎるのではないか?と言われました。
まぁ、確かに単純です。THEアナログ×THEアナログ みたいなイメージがありますし、目の不自由な方には音を!!というのもとても単純です・・・。

平木先生は「LEDが発する光の波長があって、それぞれのLEDの色が微妙に違う波長を出しているんです。目をつぶっていろんな色のLEDに手をかざしてみるとあなたも何かわかるかもしれませんね。」とおっしゃいました。

なるほど、そのようなLEDの使い方もあるのか!と思い、実際に自分の実験をし終わった後、代表的な色のLEDを4色光らせてみました。
見ての通り、白、赤、緑、青の4色です。
ここで、先生の言われた通り、目をつぶって一色ずつ順番に手をかざしていきました。
・・・・・・・・・。でも、私にはこれといって、どの色がどうとかはあまり感じとることはできませんでした。
しいて言えば、どの色のLEDもLED自身が持つ熱を感じ取ることはできましたが、それはすべてのLEDに共通して感じられたことなので、先生のおっしゃっていたこととは関係のないことだと思います。

先生がおっしゃるには、やはり色にはそれぞれ役割というか、イメージがあり、目の不自由な方やそうでない方にもそれぞれのイメージがそのまま伝わるのだとか。
例えば
白→清潔、純粋
赤→情熱的、暖かい、包み込まれるような感じ
緑→平和、草木の揺れる感じ
青→冷静、涼しい、寒い
などです。このような感覚や感情をLEDの色を見なくても、手をかざすだけで感じとれる人がいるらしいです。これは、LEDがもつ独特の光の波長らしくて、まだはっきりとは解明されていないそうです。
前に、インターネットで発見したLEDの光が治療に役立つ、というのもこのような光の波長が関係しているのだと書いてありました。
今後この光の波長が実際に医療の現場や病気の防止などに役立つのならば、私の考えるアートやイベントレベルのユニバーサルデザインではなく、もっと実用的で人間の生命に関わる問題になってくるでしょう。
そうなればもはやLEDはユニバーサルデザインではなくさまざまな病気や怪我の特効薬となってしまいますが・・・。

近い将来、どのような形でLEDが活用されていくのか、また、私の考えるような目の不自由な方にも楽しんでもらえるLEDアート作品が出現してくるのか、というのを観察、または調査を続けていくのが楽しみです。

今回、お忙しい中ご協力して頂いた平木先生には本当に感謝します。

2011年7月21日木曜日

自作実験

前に紹介した平木先生の”ゆれび”と風鈴の要素を掛け合わせて目の不自由な人にもLEDを楽しんでもらおうという私の考えがありました。そして、これは実際にやってみるしかない!と思い、平木先生にご協力をお願いした結果、実際に道具などを貸していただけることになったので、作ってみました。
いきなりの相談で、急遽ご協力を頂けたので、こちらで用意しなければならないものが揃わず、ありあわせの材料での実験になってしまったので、不十分なことだらけでしたが、ここで紹介したいと思います。

まず、準備したものは、
・風鈴
・ペットボトル
・ペンチ
・ドライバー
・LED
・LED用変圧器
・導線
などです。
”ゆれび”を作る場合にはこれに、黒画用紙、サランラップ、半透明な紙などがいりますが、今回用意できませんでした。

とりあえず、”ゆれび”の形をつくり、そこに風鈴をつけてみました。
でも実験できたのが昼だということもあり、このように無残な感じになってしまい、デザインもアート性も全くないものになってしまいました。これは、私の準備不足と昼という時間帯の悪さ(部屋は遮光カーテンのない場所だったので暗くできませんでした。)が原因なんですが・・・。

そこで、ちょっとそこらにあった半透明のピンクのプラスチックシートをはりつけてみました。
すると、こんな感じになりました。↓ペットボトルが見えなくなった分少し”ゆれび”っぽくはなりました。
この実験をした時は室内でしたので、扇風機と手動で無理やり風を起こしたのと、風鈴が100均のものであまりいい音と響きはしなかったので残念でした。
でも、目をつぶってこのLEDが何色なのかを想像したり、音と同時にLEDが光っているんだな、と想像するとこれもありかな、と思いました。
実際の”ゆれび”はこの実験で作ったのとは異なり、風に合わせて光がついたり消えたりするので、それも目の不自由な方に説明をした上で楽しんでもらえれば、理想な形だと言えます。
(この日は”ゆれび"独特のアナログで光がついたり消えたりという仕組みさえ時間の都合上作ることができなくて、実際にどんな感じになるのかをデモストレーションできなくて本当に残念です。)

このようにして、”ゆれび”と風鈴(風鈴でなくても、いろんなアナログな楽器など)を組み合わせたものをたくさんつくって、前の記事でも述べたようにこの色はこの音、などと決めて街中やLEDイベント会場などに設置してみたらおもしろいのではないかと思いました。
そうすれば、私の目指す理想のLEDを使ったユニバーサルデザインが実現するのではないかと思います。

みなさんは私のこのアイディア、どのように思われますか?

2011年7月4日月曜日

LEDCUBE

LEDを使って作られたCUBEです。
目の見えない人にもLEDを楽しんでもらえれば最高ですが、なんせLEDは光なので、なかなか難しいです。でも耳の聞こえない人には大丈夫ですよね。
このLEDは目で見て楽しめるCUBEなので、相当おもしろい芸術作品だと思います。
とりあえず楽しいです。どのように制御しているのかはわかりませんが、こんな芸術と技術の融合されたものがあるなんて知らなかったので、おもしろいと思いました。

LED治療?

専門的すぎてなんかよくわからないんですが、、、LEDで傷を治したり筋肉を助けたりすることができるっぽいんです!正確にいうとLEDから発せられる赤外線の力によるものだそうですが。これはユニバーサルデザインとは関係ないんですが、すごく興味深いものなので、一応のため投稿しておこうかと思います。

内容は視力を失ったラットにLEDの光を浴びせたところ、視力が95%回復したとか、訓練中に損傷した兵士にLEDを使って治療を行ったところ、40%以上も回復率がアップしたとかいうものです。
私もびっくりしました。なぜこのような力がLEDにあるのかは、まだ研究段階で謎に包まれているみたいですが、近いうちに早く解明されてビックニュースになるのではないかと期待したいです。

参考ホームページ
http://wiredvision.jp/lite/u/archives/200311/2003110403.html