2011年6月27日月曜日

将来のLEDの使い方

個人的に考える将来のLEDの使い方についてちょっと考えてみたいと思います。
ユニバーサルデザインとしてLEDを使用するとすると、1番問題になるのは、目の不自由な人にLEDを楽しんでもらうこと。
そこでいくつか考えてみました。


今、徳島大学アート創生プロジェクトを中心に作成されている「ゆれび」をご存じでしょうか。
「ゆれび」はペットボトルや画用紙などを使用して作られたアート作品であり、風邪が吹くことにより揺れ、その揺れによりLEDが点いたり消えたりするアナログな作品です。↓
IMG_0725.jpg

私はこの「ゆれび」を利用して目の不自由な人にLEDの色とアートを頭の中で想像して見てもらえるのではないかと考えました。

この「ゆれび」に風鈴の要素を付け加えたらどうでしょうか。
例えば
青→ド
赤→レ
白→ミ
緑→ファ
黄→ソ
というように色に合わせてあらかじめ風鈴の鳴る音を決めておいて、
イベント会場や「ゆれび」の設置場所などに事前に来訪者に知らせておけば
目の不自由な人も今どの音が鳴っていて何色のLEDが光っているのかを想像することができます。
目の不自由でない人も故意的に目をつむり、想像を膨らませて楽しむこともできます。


さらに単純に風鈴でドレミを作るだけでなく、大きな絵をLEDでモザイク画のように描き、そこから連想される音を流す、といったようなものも可能だと思います。
説明がわかりにくいので、絵を使って説明すると、こんな感じです。
こういった絵を等身大に作成し、LEDで作ります。
青い部分は風の音、緑の部分は草や木がゆれるサーサーという音、太陽の部分はジーという音、ひよこの部分はひよこの鳴き声。
といったように音が出るようにしておけば、LEDと音と両方を楽しむことができます。

普通に絵を描いて同じように録音するのでも面白いからLEDはいらないのでは、と思うかもしれませんが、今までになかった将来の芸術と技術の融合を考えると、LEDを使ってこのようなアート作品を作るのがさらに面白いのではないでしょうか。
今はまだLEDで発光できる色がそれほど多くないですが、これからいろんな企業がもっとカラフルな色のLEDを発明してくると思うし、現に、新しいタイプのLEDが増えています。だから、これからLEDを使ったアートの幅は広がるに違いないと思います。

目の不自由な人にも楽しめるLED作品ができるといいな、と思います。
むしろ自分で提案して徳島大学に協力してもらって作るのもありかな、とも思います。
とにかく、みんなが楽しめるLEDでまず考えられるのは、このようなものかな。
これからいろんなLEDの使用方法も検索していきたいですね。

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